ハワイ州が日本人観光客の復活を狙って、日本で入国審査を済ませる画期的なプランを検討していることがわかりました。これにより、ハワイ各島の一部空港に直行便を増やして、アクセスの向上と州経済の活性化を目指すということです。
ハワイ州は新型コロナウイルスの影響で日本からの観光客が激減しています。2019年の1~9月には約117万人が訪れたのに対し、23年の同時期は約38万人にとどまっています。円安や若者の旅行への関心低下も要因とみられています。
そこで、ハワイ州は日本で米入国や税関審査を済ませて、到着時の手続きを不要にする仕組み作りに向けて、日米の入管当局と協議を進めているということです。これにより、ハワイ各島の一部空港に日本から直行便を受け入れることが可能になります。現在、日本からハワイ各島に行くには、玄関口であるオアフ島のホノルル国際空港経由が一般的ですが、入国時の混雑を緩和することができます。
ハワイ州のグリーン州知事は、来日した際に共同通信のインタビューでこのプランについて明らかにしました。グリーン氏は「復興本格化のためにも観光客増加は不可欠だ」と強調しました。特に、8月に100人超の死者・行方不明者を出す山火事に見舞われたマウイ島は、観光客の回復が急務となっています。
ハワイ州は日本人観光客にとって人気の高い旅行先です。全日空はホノルル便の超大型旅客機を3機態勢にしています。ハワイ州の新しいプランが実現すれば、日本からハワイへの旅行がより便利になるかもしれませんね。
あなたはハワイに行きたいと思いますか?もし行くなら、どの島に行きたいですか?
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